気管切開を拒否され…患者の人工呼吸器を2分間止めた医師を書類送検「治療の必要性分からせた」

大阪府立中河内救命救急センター(東大阪市)で2021年、新型コロナウイルスで入院していた70歳代の男性患者の人工呼吸器を一時的に停止させたとして、府警は4日、同センター元部長で医師の男(50)を暴行容疑で書類送検した。
元部長は人工呼吸器の装着方法を巡り、のどの一部を切って管を入れる気管切開を男性患者に提案したが、拒否されており、「(気管切開の)必要性を分かってもらうために停止した」と話しているという。
発表では、元部長は21年3月29日、男性患者の人工呼吸器を約2分間停止させた疑い。府警は起訴の判断を地検に委ねる「相当処分」の意見を付けた。
男性患者は呼吸状態が一時悪化したが、元部長が呼吸器の使用を再開し、回復。同5月に退院し、今年6月に府警に被害届を提出していた。

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