アダルトビデオ(AV)の出演者に契約書を交付しなかったなどとして、神奈川県警は19日、東京都台東区松が谷3のスポーツトレーナー、深本康夫容疑者(42)をAV出演被害防止・救済法違反などの疑いで逮捕した。同法による検挙は県警として初めて。
逮捕容疑は2022年12月~今年4月、AV制作時に20代の女性4人に対し、十分な説明をしなかったり、出演契約書を交付をしなかったりしたとしている。「私のしたことに間違いありません」と容疑を認めているという。
県警生活保安課によると、深本容疑者は22年2月ごろから副業としてAV制作を始め、X(ツイッター)で出演依頼を呼びかけていた。作成したAVは有料会員制のサイトで販売し、今年2月までの1年間で約400万円を売り上げていたとみられる。被害女性の1人が県警に相談していた。【牧野大輔】