がんセンター元医長逮捕 170万円収賄疑い、警視庁

医療機器メーカー側に便宜を図る見返りに現金約170万円を受け取ったとして、警視庁捜査2課は21日、収賄の疑いで、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の元肝胆膵内科医長の医師橋本裕輔容疑者(47)=米国在住=を逮捕した。贈賄容疑で医療機器メーカー「ゼオンメディカル」(東京)の元社長柳田昇容疑者(67)=川崎市中原区=も逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、橋本容疑者の逮捕容疑は同病院に勤務していた2021年5月、医療機器の選定などを巡りゼオン側に便宜を図る見返りに、現金約170万円を受け取った疑い。捜査2課は2人の認否を明らかにしていない。
ホームページによると、国立がん研究センター東病院は1992年開院。医師200人以上が在籍し、高度な医療を提供する特定機能病院に指定されている。ゼオンメディカルは化学メーカー日本ゼオン(東京)のグループ会社。カテーテルやステントなどを製造する。

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