31日午前、福岡市のコンビニエンスストアで、男が従業員に「金を出せ」と要求し、従業員の手を包丁で切りつけました。警察は、男を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕しました。
逮捕されたのは自称、福岡市東区若宮の職業不詳、久保直人容疑者(31)です。久保容疑者は31日午前11時45分ごろ、福岡市東区若宮のコンビニエンスストアで、包丁1本を所持していた疑いです。警察の調べに対し「刃物を1本持っていたことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察によりますと、久保容疑者は自転車でやってきて店内に入り、いったん店の外にでたあと自転車のカゴから包丁を出して再び店に入ったということです。
従業員の男性に「金を出せ」と要求しましたが、男性が「金はない」という趣旨の話をしたところ、男性の手を切りつけました。さらに包丁を持ったまま店内をうろつき、陳列棚から清涼飲料水を取って飲んだ後、店を出ようとした際に、目撃者の通報で駆けつけた警察に取り押さえられました。
当時、店内には買い物客がいたということですが、ケガはありませんでした。警察は強盗致傷の疑いも視野に、当時の状況を調べています。