25歳介護士が「児童ポルノ禁止法」違反で逮捕…“盗撮マニア”の卑劣すぎる所業

「盗撮動画を見るのが好きな人に見てもらいたかった」
盗撮マニアは投稿した動機についてこう供述。仲間に情報提供を求めていた。
盗撮動画をネット掲示板に投稿したとして20日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)の疑いで警視庁少年育成課に逮捕されたのは東京都八王子市の介護職員、北脇恭平容疑者(25)。
■少女を特定するために仲間に呼びかけ
北脇容疑者は、大阪府内の駅構内にある商業施設の女性用トイレで盗撮された動画を今年1月、盗撮マニアが集まるサイトの掲示板に投稿。画像には当時、高校1年(16歳)だった体操服姿の少女が下着を脱ぎ、下半身を露出するシーンが写っていた。動画は約5年前に盗撮されたものだが、服装を見ただけで名字と学校名が分かる状態だった。そこで北脇容疑者は動画を拡散して「下の名前が分かる人はいませんか?」とマニア仲間に呼びかけ、盗撮された少女がどこの誰か特定しようとしていた。
北脇容疑者はロリコンというより、盗撮マニアで、同じ趣味を持つ仲間と盗撮動画を共有し、情報交換をしていた。自らが盗撮することもあったという。
動画がアップされて間もなく、警視庁の「STOP!児童ポルノ・情報ホットライン」に「児童ポルノのようなものが掲載されている」と匿名の通報がメールで届き、警察が捜査を開始。少女の体操着から学校を割り出し、被害者を特定した。動画はすでに掲示板から削除されている。
■警察が目の色を変えて盗撮画像投稿者を見つけ出した理由
「アップされた動画は北脇自身が盗撮したものなのか、別の者が撮影したものをネットから入手したのかは不明です。問題は撮影から5年が経過しているというのに、北脇が仲間に呼びかけ、女性を特定しようとしたこと。女性の氏名や所在が判明するようなことがあれば、誰かに捜し出され、再び盗撮されるとか、つきまといなど2次被害に及ぶ可能性があります。特定しようとした行為を悪質と判断し、さらなる犯罪を未然に防ぐ目的もあったようです」(捜査事情通)
被害女性は「多くの人に見られていたと思うとゾッとする」と話しているそうだが、身の毛もよだつ思いだったハズだ。
「当然、被害女性は5年前に盗撮されていたことなど知らず、この間、不特定多数の人物に盗撮動画を見られていた。さらに本人の知らないところで、個人を特定する動きが広がっていた。これほど怖いことはありません。それこそ素性がネット上でさらされれば、いつどこで見ず知らずの誰かに狙われているか、分からないわけですから」(捜査事情通)
誰もが知らないうちに、同様の被害に遭ってもおかしくない。

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