グループホーム管理者ら、入居者の顔たたき虐待 和歌山市が行政処分

施設管理者と介護職員が入居者をたたく虐待をしたとして、和歌山市は27日、同市内原のグループホーム「グループホームすずらん内原」の運営法人「ライフパートナー」に対し、介護保険法に基づいて28日から半年間、新たな入居者の受け入れ停止と介護報酬の3割減額の行政処分にすると発表した。運営法人は同施設でのグループホーム事業の廃止を市に申し出ている。
市によると、今年6月ごろ、50代の女性管理者が認知症の入居者の行動に腹を立て、ほおを手でたたいた。また、7月ごろには60代の男性介護職員も別の入居者の額を手でたたいた。いずれも入居者にけがはなかったという。
7月から8月にかけて施設関係者から虐待を訴える通報が寄せられ、市が事実確認や施設職員への聞き取りを行った。【大塚愛恵】

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