高槻市内で営まれた市民の男性の葬儀で、市長と後援会の名義で供花が贈られていたことがわかり、副市長らが刑事告発されました。 高槻市などによりますと今年7月、市内で営まれた市民の男性の通夜と葬式で、「高槻市長」と「市長の後援会名」が表記された供花2基が置かれていたということです。 男性はボランティア活動で市政に貢献した人物だったとして、石下副市長が市長に確認を取らずに“私費”で「高槻市長」名義の供花を贈ったということです。 公職選挙法では第三者が政治家本人の名義を使い選挙区内に自費で供花などを贈る行為は禁止されています。 27日、高槻市の北岡隆浩市議は、公職選挙法違反の疑いがあるとして、石下副市長と濱田市長の後援会を刑事告発しました。 (北岡隆浩市議)「市長の名前で勝手に送るのは色々(問題が)あるのじゃないかなと。石下副市長の場合は、即辞任になってもおかしくないと思う」 一方、市は「個人名は記載されておらず直ちに法に抵触するとは考えていない」としています。