旭川地方検察庁は29日、旭川市の無職・冨田勝宏被告(67)を傷害致死の罪で起訴しました。
起訴状などによりますと、冨田被告は9月10日午前11時半ごろ、入居している旭川市内の高齢者施設で、同じ施設の入居者の奈良豊志さん(72)の顔を多数回殴ってけがをさせ、死亡させたとされています。
警察は施設の職員から「入居者同士が揉めていて、殴られた人がいる」と通報をうけ、富田被告を傷害の疑いで現行犯逮捕していました。
その後の調べで、奈良さんは殴られたことによるけがが原因で、致死性不整脈により死亡したと判明したことから、検察は冨田被告を傷害致死の罪で起訴しました。
旭川地検は冨田被告の認否を明らかにしていません。