東京電力は3日、福島第一原子力発電所の処理水について、2回目の海洋放出の準備作業を始めた。設備や天候などに問題がなければ5日に放出を始める。
東電によると、3日午前11時半から1トンの処理水に海水を加えて1200倍に薄め、放射性物質のトリチウム濃度の測定を始めた。結果は4日午後にも出る見通し。国の排出基準の40分の1(1リットル当たり1500ベクレル)未満であることを確認する。23日までに約7800トンの処理水を放出する予定だ。トリチウム以外の放射性物質に関しては、国の排出基準を下回ることを確認しているという。