【独自】日大が運動部学生の成績改ざんか 職員から教員に単位出すよう求め…教員「断れば不利益生じると恐怖心で」

日本大学で、相撲部などの運動部の学生に対し「単位を出して欲しい」と職員から求められ、教員が成績を改ざんしていた可能性があることがわかった。 大学側はこの問題を、特別調査委員会で調査している。
日大では9月に行われた学内の会議で、教員から「数年前、相撲部の学生が単位を落とした際、教員が当時の田中理事長に呼び出されて叱責され、成績を書き換えて単位を出した」との報告があったという。
また別の教員の証言からも、田中元理事長が退任した後の2022年も、相撲部の学生2人に対し「単位を出して欲しい」と職員から求められ、成績を改ざんしていた可能性があることが明らかになった。
FNNの取材に応じた日大の教員は「断れば不利益が生じるという恐怖心で、改ざんせざるを得ないと感じていた」と明かした。そのうえで「一部の学生だけ優遇するのは不平等で、学生の人生に関わる重大な問題だ」と指摘している。
“田中元理事長の叱責で書き換え”報告も…直撃に「一切ない」
成績の改ざんが行われていた疑いについて、田中元理事長らは4日午前、FNNの取材に対し次のように答えた。
ーー田中元理事長に呼ばれて叱責されたので、単位をつけたという話もあるが? 田中元理事長: 誰がそんなこと言ってんだ、連れてくればいいよ。
ーー成績介入は行われていない? 一切ないって。そんなことは。
また林真理子理事長は、成績改ざんの疑いについて調査しているか、という記者の問いに対して「すみません」とだけ述べ、車に乗り込んだ。
この問題について日大は「『不正事案洗い出しのための特別調査委員会』は現在調査中であり、最終報告書が出ておりませんので、回答を差し控えさせていただきます」とコメントしている。 (「Live News days」10月4日放送より)

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