中2男子、部活中に倒れ後に死亡 千葉・市原

千葉県市原市の市立中学校で9月、2年生の男子生徒が所属する陸上部の練習中に倒れ、その後死亡していたことが5日までに分かった。市教委は、一連の経緯や学校側の対応などについて調査や確認を進めている。
市教委によると、男子生徒は9月12日午後4時45分すぎ、陸上部の1000メートル走の練習中、最後の100メートル付近で立ち止まり、倒れ込んだ。このときは意識があったが、その後嘔吐(おうと)。自ら立ち上がって水飲み場に向かう途中に再び倒れ込んだ。
男子生徒は担架で保健室に運ばれ、学校側が救急搬送を依頼。救急車が到着するまでの間、学校側は心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)などの救命処置を実施した。男子生徒は同27日に死亡した。
男子生徒が倒れた当時の市内の気温は28度で、熱中症の予防を目的とした「暑さ指数」では部活動を止める水準には達していなかったという。市教委は「大変心を痛めている。今回の事案をしっかりと検証し、危機対応については再度確認を徹底していきたい」としている。

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