琵琶湖で強風の影響でヨットから転落し、男性1人が行方不明です。 5日午後1時40分すぎ、滋賀県大津市の琵琶湖沿いにある施設から「2人乗りのヨットに乗っていた1人の男性が戻っていません」と消防に通報がありました。 警察などによりますと、現場は大津市南船路の琵琶湖の西岸で、沖合約200メートルのところで2人乗りヨットが強風にあおられ、乗っていた男性2人が湖に転落したということです。 ライフジャケットを着用していた男性は、救助されて命に別状なし、もう一人の60代とみられる男性は、ライフジャケットを着用していなかったとみられ、いまも行方が分かっていません。消防は潜水するなどして行方を捜しています。 当時は、強風注意報が発表されていて、最大13.5mの風が吹いていたということです。 通報した男性に話を聞くことができました。男性は現場近くのマリンスポーツの施設で働いていて、男性はボートを出して救助にあたったということです。男性は、「当時は白い波がたつほど風が強かった。ライフジャケットを着用せずにヨットに乗るなんてありえない」と話しています。 男性によりますと、同じ時間帯に、ヨットの男性らと同じグループの2人乗りカヤックが転覆していて、2人が救出されたということで、同時間帯に強い風が吹いていたとみられています。