巨大ポプラ倒木、町内全域停電、海水で水浸し…台風並みの暴風と高波で日常が大混乱 厳重な警戒続く北海道

6日の北海道内は発達した低気圧の影響で台風並みの暴風となり、各地で倒木や停電などの被害が出ました。
三ツ木靖カメラマン(6日午後5時すぎ) 「根室市根室港です。波が岸壁を越えてきています」
高潮警報が発表されている根室港です。 満潮時刻の午後5時41分に近づき、海水が次々と岸壁を越えていきます。 オホーツク海側の紋別では午後になって風が一層強まり、海は大荒れとなっています。
那珂義也カメラマン 「こちら午前9時現在の稚内市宗谷岬です。立っていられないほどの暴風が吹いています」
稚内市の宗谷岬では、6日朝、最大瞬間風速30.6メートルを観測。 後志の寿都町では、巨大なポプラの木が根こそぎ倒れているのが見つかりました。
藤田忠士記者(函館市午前8時ごろ) 「ご覧のように信号は青ですが架線トラブルで(市電が)動けなくなったということです」
函館市では、大荒れの天気が通勤時間帯と重なりました。
函館市民 「(こんなことはよくあるんですか?)いや、ないですね。きょうは早めに出たのでバスで行こうと」
架線が切れたため路面電車は、現在も一部の区間で運転を見合わせていて、全面再開の見通しは立っていません。
後志の蘭越町では、変電所の設備に倒れた木が直撃。 一時、町内のほぼ全域にあたるおよそ3300戸が停電しました。
住民 「(停電は)10時ごろから。不便だ」 「午前からだよ、電話かけようと思っても全然連絡取れなかった」
北電によりますと、蘭越町の停電は、午後5時までにすべて復旧しました。 道内では、6日夜遅くにかけて引き続き、高波と高潮による低い土地の浸水に厳重な警戒が必要です。

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