鈴木宗男議員 元島民らにロシア訪問時の会談内容説明

党に報告せずロシアを訪問したとして処分が検討されている日本維新の会の鈴木宗男参議院議員が9日、根室を訪れ、ロシアでの会談内容について元島民らに説明しました。
鈴木議員は今月上旬、ロシアを訪問し、外務次官らと面会しました。
根室市内での説明会の席上、鈴木議員は現地では北方墓参と四島周辺での日本漁船の安全操業の早期再開をロシア側に要請したと説明した上で、「日本側がしっかりと墓参を頼む、漁業を頼むと(ロシア側に)話をしていけば新たな展望が開ける」などと強調しました。出席者からは「突破口を開いてくれた」などといった意見が出ていました。
一方、所属する日本維新の会は訪問前に党への届け出がなかったことや鈴木議員が現地で「ロシアの勝利を確信している」などと述べたとして、除名処分を検討中です。鈴木議員は8日に札幌市内で会見し「党の処分は受ける」としながら、発言が処分理由となるなら弁護士と相談し、裁判を起こす可能性も示唆しました。
日本維新の会は10日にも処分を正式決定する方針です。

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