首相「宏池会が時代つくる」=自民岸田派研修会、党内に批判も

自民党岸田派(宏池会、46人)は14日、山梨県富士吉田市で夏季研修会を開いた。会長の岸田文雄首相(党総裁)は懇親会で「あすは必ずきょうより良くなると信じられる時代を宏池会がつくりたい。時代をリードする気迫を持って臨みたい」と述べ、結束を呼び掛けた。
首相は公務を終えた後で駆け付けた。創設者の池田勇人氏ら宏池会が輩出した4人の首相の名前を挙げ、「こういった先輩が時代をリードし、つくった」と強調。「国民の負託に応え、しっかりと責任を果たすことを誓い合う場にしたい」と強調した。
研修会冒頭、外相を退任した林芳正座長はあいさつで、「一致団結して岸田政権をしっかりと支えていく」と訴えた。田村憲久元厚生労働相の入会が発表され、同派の勢力は46人となった。
政府は15日に副大臣・政務官を決定する。内閣改造の13日は避けたものの、一連の人事が続くさなかの研修会に対し、他派閥からは「センスがない」との批判も漏れる。
[時事通信社]

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