竹下登氏を「ほめ殺し」の右翼団体トップを逮捕、2千万円恐喝未遂容疑

トラブル解決料として知人から現金を脅し取ろうとしたとして、大阪府警警備部は11日、恐喝未遂の疑いで、政治結社「日本皇民党」党主、大島竜珉(りゅうみん)こと漕野通雄(こぎの・みちお)(72)=大阪市都島区友渕町=と党ナンバー2の本部長、中釡信行(54)=高松市屋島西町=の両容疑者を逮捕した。府警はいずれの認否も明らかにしていない。
日本皇民党は昭和62年の自民党総裁選を巡り、元首相の竹下登氏を褒めておとしめる「ほめ殺し」と呼ばれる妨害活動を行った。漕野容疑者は大島竜珉の通り名で右翼活動家らの間で知られた存在だという。
逮捕容疑は共謀し今年4~5月、トラブルの解決費用として福岡県在住の男性会社員(54)に電話で「2千万円払え」、「街宣車回して仕事できんようにするぞ」と脅迫。男性が要求に応じなかったため、6月上旬、同県郊外にある男性の勤務先に街宣車で乗りつけたとしている。

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