福岡市内のとあるビルの建設現場。 作業が行われていない夜中にもかかわらず、敷地内に入っていく人物の姿を、防犯カメラが捉えていた。 その人物はその後、別の入り口から出てきたが、何度も出たり入ったりを繰り返している。 実は、工事現場からあるものを盗んでいたのだった。
出ては入りを3往復 電線盗み換金
FNNが独自に入手した防犯カメラ映像に映っていたのは、2023年8月、福岡市南区の那の川で発生した窃盗の一部始終。
午前0時前、画面中央から歩いてきた1人の男が、ビルの建設現場に侵入した。
一度外に出るが、別の入り口から再び中へ。 この時、男は盗んだものを入り口付近にいったん積み、両手でつかんで現場をあとにしたのだった。
盗んでいったのは、なんと電線。
その後も、男はあわせて3往復し、ひたすら電線を盗んでいった。
警察は、この防犯カメラ映像などから割り出した住所不定の建設業・吉田龍太容疑者(37)を電線10点、約9万2000円相当を盗んだ疑いで逮捕した。
吉田容疑者は調べに対し、「金が欲しかったので電線を売って換金した」などと容疑を認めているという。 (「イット!」10月10日放送より)