「吉田屋」集団食中毒“米飯の管理が原因”保健所が改善指導

青森県八戸市の「吉田屋」が製造した駅弁による集団食中毒で、保健所は米飯の管理が食中毒の原因だったと推定し、「吉田屋」に対して改善を指導したと発表しました。
「吉田屋」の駅弁による食中毒の患者はこれまでに29都道府県合わせて521人にのぼっています。
八戸市保健所は16日午後、会見を開き、調査の結果推定された食中毒の原因を発表しました。
それによりますと、「吉田屋」が岩手県の委託業者から受け入れた米飯について、注文時の指示より高い温度で受け入れたことや、米飯を入れた箱を殺菌せずに搬入したこと。また手や指の消毒などが適切に行われなかったり、臨時従業員の健康管理が徹底されていなかったことなどで原因菌が増殖した可能性があるとしました。
保健所の改善指導に対し「吉田屋」は、「大変重く受け止めており、ご迷惑をおかけしました。今後再発防止に向けた改善に真摯に取り組んでまいります」とコメントしているということです。

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