「少女やアニメキャラの画像が100枚以上も…」盗撮で現行犯逮捕「ももクロ」音楽プロデューサー(44)が密かに眺めていた“お気に入り写真フォルダ”と“過去のわいせつ事件”

10月16日、警視庁は東京都北区のJR赤羽駅のホームで女子中学生のスカート内を盗撮しようとしたとして、音楽プロデューサーの斎藤悠弥容疑者(44)を性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで現行犯逮捕した。
「16日午前8時半ごろ、巡回していた鉄道警察隊が不審な動きをしている斎藤を目撃したことで事件が発覚。斎藤は小型カメラが搭載されたモバイルバッテリーをトートバッグのポケットに仕込んで盗撮しようとしたとみられており、警察は手慣れた犯行だと睨んでいるようです」(社会部記者)
警察の取り調べに対し、斎藤は「ストレスを発散したかった。盗撮をするために電車に乗った」と供述しており、容疑を認めているという。
ももクロのインディーズデビュー曲も手がけた
斎藤は人気アーティストらのほか、ゲームやアニメ向けに数多くの楽曲を提供してきた敏腕プロデューサーだ。人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のインディーズデビュー曲『ももいろパンチ』や、声優・水樹奈々の『夏恋模様』、松浦亜弥の『七回歌うといいことがある歌』のほか、女児向けアニメ「プリキュアシリーズ」の楽曲などを手がけており、業界では「ヒット曲製造機」とも呼ばれていた。
斎藤をよく知る音楽関係者A氏によると、「仕事には熱心に取り組み、非の打ちどころがなかった」という。
「ストレスを抱えると…」事件を彷彿させる斎藤容疑者の“秘密の趣味”
「幼少期から音楽の基礎を学び、東京音楽大学を卒業したエリートです。スタジオの運営や、音源制作に使う機材にこだわりを持っていて『こっちの方が明らかに良い音、魅力的』と、素人には分からない専門的な領域まで突き詰めていた。音楽のみならず、アプリやゲーム開発、アーティストやイベントのプロデュースを手がける企業の代表も務めており、“仕事人間”という印象があります」
2009年に自身の会社であるSound Driveを立ち上げた斎藤容疑者。2011年にはこだわりを詰め込んだスタジオをオープンさせ、2016年には自身の様々な事業を包括する企業「YS FACTORY」を設立させた。
だが、その反面、斎藤には今回の事件を彷彿させる“秘密の趣味”があったとA氏は明かす。
「仕事が上手くいかずにストレスを抱えると、斎藤さんはスマホとパソコンで見れる自作の“お気に入りフォルダ”を見返すんです。そこには小学生や中学生くらいの女性のアニメキャラクターや、少年少女の写真などが100枚以上は詰まっていた。さらに、『このフォルダを埋めたいから』と作曲家は行く必要のないアニメーションの撮影現場などに行きたがっていた。異常にしつこく行きたがるので、『この人には関わりたくないな』とこぼす関係者も結構いました」
さらに、斎藤は自身のお気に入り作品に対して「どうしても関与したい」と執拗に楽曲提供を迫ることもあったという。
「プリキュアシリーズです。この作品は斎藤さんのお気に入りで、自ら楽曲提供を持ちかけて実現したものの1つ。斎藤さんの“お気に入りフォルダ”にはプリキュアのキャラクターも沢山入っており、その熱が伝わったのか、見事キャラクターソングの担当を勝ち取った。こだわりが強いのは仕事熱心なだけかと思っていましたが、今思えば、プリキュアの仕事は公私混同ですね」(同前)
過去にはみだらな行為をしたとして逮捕歴も
有能な仕事ぶりの裏で、知られざる“癖”があった斎藤。実は今回の事件を起こす以前にも、斎藤は歪んだ欲望を暴走させて逮捕されていたことがある。
「2021年11月中旬、当時13歳だった女子中学生にお金を渡すと約束し、18歳未満であると知りながら静岡県浜松市内の宿泊施設でみだらな行為をしたとして児童買春・ポルノ禁止法違反で今年1月24日に浜北署が逮捕しています」(前出・社会部記者)
前出のA氏が言う。
「これまでの斎藤さんの仕事が素晴らしいことは言うまでもない。“お気に入りフォルダ”は創作活動の一環だと思っていました。ですが、今回の事件を受けると、盗撮画像もコレクションして眺めていたのではないか、と思ってしまいますね……」
作曲の仕事を通して少年や少女に夢を与えてきたはずの斎藤だが、今回の事件で信頼は地に堕ちた。
(「週刊文春」編集部/週刊文春)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする