ジムニーに「違法な改造」無かったか捜査続く 札幌市西区 タイヤ直撃で女児重体の軽乗用車脱輪事故

札幌市西区で軽乗用車のタイヤが外れ女の子に衝突し重体となっている事故。
運転していた男が事故車両を整備している様子が頻繁に目撃されていました。
■前田愛奈記者:
「若本容疑者が出てきました。フードを被っていてあまり表情は見えません。
ゆっくりと乗り込みました。」
16日、送検された札幌市西区の会社員=若本豊嗣容疑者49歳。14日、札幌市西区平和の坂道を軽乗用車で下っていたところタイヤが外れ、そのタイヤを4歳の女の子に衝突させた疑いが持たれています。
女の子はいまも意識不明の重体です。
事故直後に現場を通った車のドライブレコーダーの映像です。車道の左端に停まっている白いジムニー。さらに先には落ちていた黒い物体が。ジムニーから外れたタイヤとみられています。
これは、事故直前、現場近くの私有地を映していた防犯カメラの映像。
同じナンバーのジムニーがぐるぐる回りながら走る様子が映っていました。
車から降りて、タイヤ周りを確認する人物の姿も。
若本容疑者は「事故前にハンドルのぶれを感じていた」と警察に話しています。
今回の事故車両はタイヤが車体から大きくはみ出していました。
タイヤは1センチ以上はみ出たら、オーバーフェンダーは1センチを超えたら
軽自動車の規格に合致せず公道を走ると違反になります。
きょう(16日)の若本容疑者の自宅前。
車高が上げられたとみられる車が複数台停まっています。
■前田愛奈リポート:
「以前は整備士だったという若本容疑者。
知人の車を預かって自宅でも整備をしていたといいます」
これは、おととし撮影された若本容疑者の自宅前。
車庫の中にはボンネットの開いた黒いジムニーがあり、車を整備しているように見えます。
■前田愛奈リポート:
「親族によりますと若本容疑者は西区にある塗装業者に勤めていたということです。
そこで今回事故を起こした白いジムニーを整備していたのを近くに住む人は頻繁に目撃していたといいます」
最近も自分や知人の車の整備をしていたということです。
■近くに住む人:
「仕事仲間の人か分からないが、(車を)いじったりという話は聞いていた/仲間と一緒に何台か朝、停まっているのは見たことがある」
若本容疑者が運転していたジムニーは知人名義のもので、親族によりますと「車の調子が悪いから見てほしい」と頼まれていたということです。
警察は車は改造されたものと見て、違法な改造がなかったか調べています。

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