吉村知事「開幕時はできあがっている」大阪万博の工期に言及 一部内装遅れの可能性も示唆

大阪府の吉村洋文知事(48)が13日、開幕1年前となった大阪・夢洲の大阪万博会場から中継された日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に生出演し、万博の見通しについて語った。
吉村知事は冒頭の紹介で、中谷しのぶアナウンサーから「ちょうど、あと1年」と声をかけられ「9年前に誘致、構想に携わってますので、楽しみにしてます。わくわくしてます。ちょうど1年後の今日、この地で160カ国の国々が集まる万博が開催されるというので、すばらしい万博を実現したと思っています」と語った。
その後、万博の主に3点の「課題」について議論。参加国がパビリオンを自前で建設する「タイプA」の着工が約50カ国中、14カ国にとどまることで工期が間に合うか、先月会場でガス引火事故が発生したことなどの安全性、建設費が1250億円から2350億円となり運営費も809億円から1160億円に上がった予算の問題が話題となった。
中谷アナから工期について「開幕時はどういう光景が広がるんですか」と問われた吉村知事は「開幕時は海外のパビリオンを含めて、できあがっている状態であると思います。これは間違いなくそこに行くと思います。すべてできあがっている、ということになると思います」と明言。「国によって今の自前で難しいな、というところは別のタイプの受け皿を日本でも準備しています。そちらで自国のすばらしい出展をしてもらおうと思ってますから、開幕には問題なく間に合うと思ってます」とした。
一方「(パビリオン)内装工事が続いている間もあるかもしれない、ということですか」と確認されると「そうですね、それはあるかもしれませんね」と肯定。「もちろん全部じゃないんですけど、160カ国集まります。その中でひょっとしたら数カ国、内装がまだちょっと…というのはあるかもしれませんが、これは他の過去の万博でもあることなので、開幕そのものには影響がない程度。もし少し遅れるのであれば、『内装が1週間遅れます』みたいなアナウンスはあるかもしれませんけど、基本的にはこの万博会場でいろんな国々の個性を持ったすばらしいパビリオンができあがっているのが、ちょうど1年後になると思います」とした。

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