日本の南で2つの台風が発生中 その間に新たな熱帯低気圧の可能性

今日25日(金)午後の時点で、日本の南には台風9号と10号の2つの台風が発生しています。2つの台風の間に新たな雲の渦が形成されつつあり、熱帯低気圧が発生する可能性があります。
台風10号の西側で雲の渦がまとまりはじめる
今日午後の衛星画像と風の流れをみると、西側には台風9号の比較的小さな雲の渦があります。東側の台風10号は東西に伸びる大きな雲の渦の中で発生し、徐々にひとつの雲の渦としてまとまってきました。台風10号が発達するとともに、大きな渦が分かれつつあり、西側でも別の雲の渦が形成されつつあります。
熱帯低気圧が発達する可能性も
26日(土)夜の風の予想
台風10号は今後、太平洋高気圧の縁に沿って足早に北上する見込みです。明日26日(土)夜の風の流れの予想では、台風10号の渦はかなり北に進んで、もう一つの渦はマリアナ諸島の近くに残るとみられます。この渦が独立して強まると新た熱帯低気圧となる見通しです。世界各国の気象シミュレーションモデルでは、この辺りで熱帯低気圧の発生、発達を予想しているものが多くなっています。一部にはかなり発達して9月の上旬に北上してくることを示唆する計算結果もあり、台風9号や10号以上に今後の動向に注意が必要かもしれません。

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