佐賀県は2日、2例目の豚熱(CSF)の感染が確認された唐津市の養豚場で、午後5時までに、飼育されている約1万頭のうち約3900頭を殺処分した。頭数が多く、県内の獣医師だけでは対応が難しいため、30都道府県などから50人以上が随時派遣され、作業に当たっている。
佐賀県から応援要請を受けた農林水産省が調整した。2日午前の時点で、岡山や沖縄をはじめとする30都道府県のほか、動物検疫所などから派遣が決まった。佐賀県の派遣要請を受け、自衛隊員も加わっている。
殺処分は4割程度まで進んだが、残る豚はサイズが大きいものも多く、完了の見通しは立っていない。