神戸・6歳殺害、市児相などから聴取方針 第三者委が初会合

神戸市西区の草むらで保育園児、穂坂修(なお)ちゃん(6)の遺体が見つかり、母親ら4人が逮捕された事件を受け、第三者による検証委員会の初会合が2日、開かれた。保育園から修ちゃんの体にあざがあるとの通告を受けながら、最終的には一時保護を見送った市こども家庭センター(児童相談所)など関係機関の対応について、職員からヒアリングを進める方針でまとまった。
第三者委は児童虐待防止法に基づき、市が設置。児童福祉を専門とする大学教授や弁護士ら5人で構成し、委員長に小児科医の永瀬裕朗・神戸大大学院特命教授が就いた。会合は冒頭を除いて非公開。市によると、今後はヒアリングに加え、修ちゃんへの虐待リスクを評価した記録なども分析して報告書をまとめるという。
事件を巡っては、神戸地検が殺人容疑などで逮捕された母親の沙喜容疑者(35)らきょうだい4人の刑事責任能力の有無を2024年2月まで調べている。第三者委の次回以降の開催時期は、捜査の進捗(しんちょく)に応じて決める。【山本康介】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする