札幌市の住宅街で土砂流出、3時間で110ミリの局地的な大雨…JR千歳線の札幌⇔新千歳空港・苫小牧など運転再開も、293本の列車運休

大雨の影響で5日、始発から運転を見合わせていた千歳線の札幌⇔新千歳空港・苫小牧は午前9時すぎ、運転を再開しましたが、午後2時30分現在、特急40本を含む293本の列車が運休しました。
室蘭線の苫小牧⇔岩見沢、釧網線の釧路⇔網走は、始発から運転見合わせが続いています。
こうした中、5年前の胆振東部地震で大きな被害があった札幌市清田区の里塚地区では、斜面の土砂が住宅街の道路に流出しました。
気象台のある札幌市中央区の5日午前9時までの24時間降水量は、16ミリでした。
これに対し、里塚地区のレーダーの解析による午前1時から午前4時までの降水量は、110ミリに上っていて、3時間で中央区の24時間の約7倍…同じ札幌市でも、地域によって大きな差があったとみられています。
<JRの運転見合わせ> ・室蘭線 苫小牧⇔岩見沢 ・釧網線 釧路⇔網走
<運転再開> ・函館線 岩見沢⇔滝川(午前6時45分ごろ) ・函館線 札幌⇔岩見沢(午前8時20分ごろ) ・千歳線 札幌⇔新千歳空港・苫小牧(午前9時ごろ) ・石勝線 南千歳⇔新得(午後2時ごろ) ・花咲線 釧路⇔根室(午後1時25分ごろ)
一方、5日午前9時までの24時間降水量が91ミリに達した苫小牧市では、道道259号線などが冠水したものの、通行止めなどの措置はとられていません。
【お詫びと訂正】午前8時半出稿の第一報で、土砂流出の住宅街を清田区真栄などと誤ってお伝えしました。正しくは、現在出稿の清田区里塚です。大変、申し訳ありませんでした。

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