京アニ放火殺人事件の初公判 青葉真司被告、起訴内容認める

36人が犠牲となった2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人や現住建造物等放火などの罪で起訴された青葉真司被告(45)の裁判員裁判が5日、京都地裁(増田啓祐裁判長)で始まり、青葉被告は起訴内容を認めた。
平成以降最悪の犠牲者を出した放火殺人事件の公判は143日間の長期日程で行われる。遺族の強い要望を受け、刑事訴訟法に基づいて一部の被害者は匿名で審理される。
青葉被告は捜査段階で「京アニに小説を盗まれた」などと主張。被告人質問は10月までに9回予定されており、動機や詳細な経緯について自分の言葉でどのように説明するか注目される。
起訴状によると、青葉被告は19年7月18日午前10時半ごろ、京アニの第1スタジオ(京都市伏見区)にガソリンをまいて放火。現場にいた役員・社員のうち36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせたとされる。【久保聡】

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