“最大で法定の34倍”高利貸し疑いで暴力団組員らを逮捕-SNSで“借り手”を募集か

最大で法定の34倍を超える利息を受け取ったとして、暴力団の組員ら2人が出資法違反の疑いで19日、逮捕された。SNS=会員制交流サイトで“借り手”を募り、パート女性など3人に違法な金利で現金を貸し付けていたとされている。
◆違法な利息を受け取った疑いが持たれている
六代目山口組系組員・木下悠将容疑者(25)と無職・折居彦容疑者(25)(いずれも千葉県成田市居住)は、今年7月から8月にかけて福岡県に住むパートの女性など3人に現金を貸し付け、法定利息を超える13万8000円を受け取った疑いが持たれている。警察によると、計7回にわたり貸付金から差し引いたり、木下容疑者らが管理する銀行口座に振り込ませたりして違法な利息を受け取ったとみられている。警察は2人の認否を明らかにしていない。
◆“貸付金”の半分を利息として徴収か
木下容疑者らはSNSで借り手を募り、保険証や顔写真などを送らせていたという。被害者の1人には8万5000円の“貸付金”に対して5万円を、別の1人には5万円に対して2万8000円を、最後の1人には11万5000円に対して6万3000円をそれぞれ渡していたという。1~2週間の返済期限に遅れた者に木下容疑者らは一括返済を求めたとされる。警察は、暴力団の資金源になっていた疑いもあるとみて事件の全容解明を進めている。

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