9歳孫の首絞め殺人未遂 78歳祖母、起訴内容認める 千葉地裁初公判

今年3月に孫の男児=当時(9)=の首を絞めて殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われた香取市の無職、高橋伊都子被告(78)の裁判員裁判初公判が5日、千葉地裁(松本圭史裁判長)で開かれ、高橋被告は「間違いないです」と起訴内容を認めた。
冒頭陳述などで検察側は、被告は夫と息子と孫の4人暮らしで、自閉症スペクトラム障害などの障害がある孫に「一緒に死のう」と言って、直径6ミリのロープで首を絞めて殺害しようとしたと指摘。これに対し弁護側は、高橋被告が障害のある孫の母親代わりとなっていて精神的負担が大きく、孫を含む家族らが処罰を望んでいないことなどから情状酌量を求めた。
起訴状によると、高橋被告は今年3月27日午前9時10分ごろ、香取市内の自宅で、孫の男児の首をロープで絞めて殺害しようとして、首に全治約2週間のすり傷を負わせたとしている。

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