6日、東京・亀有署を出てうつむきがちに歩く男は、不同意性交の疑いで逮捕された二川悠介容疑者、43歳です。
警視庁によると二川容疑者は先月、東京・葛飾区のマンションの一室で、子どもと暮らす30代の女性に、性的暴行を加えた疑いがもたれています。
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子どものいる女性をだまし、犯行に及んだとみられる二川容疑者。その手口は「児童相談所の職員」を装うというものでした。
事件があったのは、先月7日。二川容疑者は、他の部屋には目もくれず、被害女性の部屋に向かっていたといいます。そしてインターホンを鳴らすと…
「児童相談所の者です。児童虐待の通報が入っている」
と、女性に告げ「足立児童相談所」と書かれた名刺のようなものを、女性に見せたといいます。室内に入ると…
「誠意を見せてもらわないと、親族に連絡しなければならない」
「児童虐待」や「誠意を見せて」などという言葉で脅し、犯行に及んだとみられる二川容疑者。事件から約3週間がたった先月26日、再びマンションに現れたといい、インターホンを何度も鳴らしたといいます。この姿を確認し、女性が通報したことから、逮捕に至りました。
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警視庁の調べに対し、「違います」と容疑を否認しているという二川容疑者。
二川容疑者を知る人
「(約1か月前に見た時は)別にいつもと変わらない。特に何も気にするような感じではなかったです。特に変な感じは私は感じなかったですけど」
「最近はあんまり付き合いがないですね。あんまり人なつっこいタイプではなかった。口数も少なかったですし、あまり笑うタイプでもなかった」
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今回の事件は、児童相談所の職員を装ったとみられます。
児童相談所での勤務経験があり、現在は心理カウンセラーの山脇由貴子氏は、気をつけるべきポイントが3つあると話します。
●名刺見せる?
元児童相談所職員 山脇由貴子氏
「名刺見せることはまずない。写真入りの職員カードを持っている」
●訪問時は
元児童相談所職員 山脇由貴子氏
「1人では絶対いかない。(トラブル回避のため)複数人対応することになっている。1人で来たらまず間違いなく怪しい」
●対策は
元児童相談所職員 山脇由貴子氏
「身分証明書を見せてください、名刺ではなく、と言うこと」
警視庁は子どもがいる女性の心理につけこんだ犯行とみて、経緯を調べています。
(10月6日放送『news zero』より)