維新・吉村共同代表「ロシアについての考え方が違いすぎた」離党の鈴木宗男議員に見解

党に無断でロシアに渡航し、除名処分を前にきのう日本維新の会を離党した鈴木宗男参院議員について、日本維新の会の吉村洋文共同代表はきょう、「ロシアについての考え方が違いすぎた」と見解を明らかにしました。 鈴木宗男参院議員をめぐっては、10月1日から党に事前に届け出ることなくロシアへ渡航し、その際、「ロシアの勝利を確信している」などと発言していたことなどが問題視されていました。 維新側は除名処分を決めていたものの、鈴木議員側から離党届が出されたため、維新は届を受理。きのう、鈴木議員の離党が決まりました。 日本維新の会の吉村洋文共同代表は11日、鈴木議員の離党について、「ロシアについての考え方について、党の基本的な考えと鈴木議員との考え方の乖離が大きすぎた」と見解を述べ、「今後なかなかそこ(ロシアについての考え方)が(党の考えと)近づくことも難しいという中で、鈴木議員が自ら離党届けを出されたということだと思います」と話しました。 ▼維新の会は「除名処分なら辞職」規定がある 国会議員、地方議員にかかわらず、維新の特別党員となった場合は、「今後、いかなる理由があろうとも、日本維新の会から除名処分を受けた場合は、議員又は首長の公職を辞職します」という規定を含んだ誓約書を交わすことになっています。 鈴木議員もこの誓約書を交わしていて、今回は除名処分が出される前に離党したため、『公職の辞職を定めた』規定の対象外となります。このことについて吉村代表は、「書類があっても、最後は議員の身分は本人が決めないといけない」と話しました。

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