上川外相は１５日午前、韓国の 朴振 外相と電話会談し、イスラエルから退避する韓国軍の輸送機に、日本人５１人が搭乗したことについて感謝を伝えた。
会談では、イスラエルとパレスチナの情勢について、引き続き緊密に意思疎通し、事態の早期沈静化や自国民の出国に関し「互いに助け合い、協力する」ことで一致した。
上川氏は会談後、記者団に対し、イスラエル国内に１４日時点で、１０００人強の日本人が滞在していることを明らかにした上で、「被害が及んでいるとの情報には接していない」と説明した。
上川氏は１５日、中東を担当する上村司政府代表を中東諸国に派遣することも発表した。上川氏は「事態の早期沈静化に向け、国際社会と連携しつつ、関係者に働きかけるなど、尽力したい」と述べた。