無罪判決の元被告男性(25)死亡で控訴審は打ち切り 奄美大島の高齢女性殺害事件 鹿児島県

鹿児島県奄美市で2019年に起きた殺人事件で、鹿児島地裁が無罪判決を言い渡し、検察が控訴していた被告の男性が、死亡したことがわかりました。これにより控訴審は打ち切られました。複数の関係者によりますと、死亡したのは元被告の25歳の男性です。男性は2019年に奄美市の住宅に侵入し、高齢の女性を殺害したとして逮捕・起訴されました。一審の裁判員裁判で検察は懲役20年を求刑しましたが、鹿児島地裁は去年11月、「現場から見つかった指紋や髪の毛は男性のもの」と認めた一方「殺害したと認定するには合理的疑いが残る」として無罪判決を言い渡しました。検察が「事実誤認」と控訴し、福岡高裁・宮崎支部で公判が開かれる予定でしたが、男性の死亡をうけ、高裁は今月17日に公訴棄却を決定し、裁判は打ち切られました。

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