福岡県久留米市にあるマンションの一室から、死後数週間が経過したとみられる女性の遺体が見つかった事件で、遺体はこの部屋に住む小学校教員の可能性があることが新たにわかりました。過去に夫婦トラブルによる通報歴があり、警察は40代の夫が死亡した経緯について何らかの事情を知っているとみて話を聞いています。
◆死後数週間がたち腐敗が進む
19日午後10時ごろ、久留米市東櫛原町のマンションを訪れた男性から「姉が亡くなっているようだ」と警察に通報がありました。捜査関係者などによると、遺体で見つかったのはこの部屋に住む小学校教員の女性(30代)とみられています。このところは勤務先の学校を欠勤していたということです。目立った外傷や着衣の乱れなどはありませんでした。死後、数週間が経過しているとみられ、腐敗が進んでいたということです。
◆住人女性は“夫婦トラブル”で過去2回通報
住人の女性は40代の夫と一緒に暮らしています。警察には過去に2回、夫婦間のトラブルによる通報があったということです。警察は、死体遺棄容疑などでの立件を視野に、亡くなったとみられる女性の夫から事情を聞いています。