日本大学アメリカンフットボール部の寮で大麻と覚醒剤が見つかった事件で、日大は1日、8月31日付でアメフト部の寮を閉鎖し、9月1日付で同部を再度、無期限活動停止処分にしたとホームページで発表した。
8月3日に警視庁がアメフト部の寮を捜索し、5日に男性部員1人を大麻取締法違反容疑などで逮捕。22日に再度アメフト部の寮を捜索していた。
日大の発表では、複数の部員が任意で事情を聞かれていることから、「もはや個人の犯罪にとどまるところではなく、大学としての管理監督責任がより厳しく問われている」と説明。徹底的に調査するため、寮の閉鎖と再び無期限活動停止処分とすることを決めた。
日大は「関係者のみなさまに多大なご心配とご迷惑をおかけしていることをおわびする」としている。
事件を受け、日大はアメフト部を8月5日に無期限活動停止処分とした。その後、全部員に対するヒアリング調査などを行い、事件は「個人の犯罪」と判断し、5日後の10日に処分を解除していた。
日大は8月24日に事件対応を検証する第三者委員会を設置。文部科学省は9月15日までに、調査結果を報告するよう求めている。