青森県八戸市の駅弁老舗「吉田屋」の弁当を食べた人が相次いで体調不良を訴えた問題で、市保健所は23日、検査の結果、症状を訴えていた人から黄色ブドウ球菌などが検出され、吉田屋の弁当が原因の食中毒と断定したと発表した。患者は21都県で270人に上り、食品衛生法に基づき営業禁止を命じ、原因究明と再発防止を指示した。
吉田屋の吉田広城社長は同日、コメントを発表。県外業者から米飯を仕入れた際、必要な作業が不十分だったことから菌が増殖したと考えているとした上で「ひとえに当社の責任。信頼を裏切る結果となり、誠に申し訳ない。謝罪と被害弁償に尽力したい」とした。
[時事通信社]