憲法改正に前向きな日本維新の会と国民民主党、衆院会派「有志の会」は19日、改憲に対する国民の理解を進めるためのシンポジウムを都内で開催した。
この中で維新の馬場代表は「日本の民主主義をさらに醸成させるために、憲法改正の国民投票を一日も早くやるべきだ」と強調した。
さらに岸田首相が自民党総裁の任期満了を迎える来年9月までに改憲を目指すとしていることから、「時間を逆算していくと秋の臨時国会では具体的な議論に入っていかなければならない」とし、「自民党がやると決めたらできる。ぼちぼちその決断をしていただく時がきている」と呼びかけた。
また、国民民主党の玉木代表は、シンポジウムについて「憲法の議論に新風を吹き込みたい。そのスタートになったと思う」と改憲に向けた議論喚起にさらなる意欲を示した。
維新、国民民主、有志の会は今年6月、大規模な自然災害やテロなどの緊急事態が発生した場合に国会の機能を維持するための緊急事態条項を盛り込む憲法改正条文案を発表している。