教え子の小学女児の下着を盗撮したなどとして大手中学受験塾「四谷大塚」の元講師・森崇翔容疑者(24)が逮捕された。
「逮捕容疑は今年5月、勤務していた都内の校舎で9歳の女子児童を下着が見えるように床に座らせ『頑張らなければお尻ペンペンのお仕置きをされます』などわいせつな発言を強要、その様子を胸ポケットに入れたスマートフォンで盗撮したというものです。その後の警察の取り調べで、森容疑者は『教え子の女児10数人を盗撮した』『数十人が参加するSNSのグループチャットに盗撮した動画などを投稿していた』と供述していることも分かっています」(全国紙社会部記者)
森容疑者の自宅は東京都日野市にある。自宅は半分が森容疑者と両親らが住む一家の居住スペースで、残り半分は賃貸アパートになっている。近隣住民が語る。
「(森容疑者)一家が引っ越してきたのは約6年前で、それ以前は近くの都営アパートに住まれていたようです。近隣住民との交流はまったくなく、挨拶もほとんどしない。娘さんがいるのは知っていましたが、お兄さん(森容疑者)がいることは今回の事件で初めて知りました。娘さんは小さい頃はよく家の前で遊んでいたので、てっきり3人家族だと……それぐらい見かけたことがなかった」
小学校の頃の森容疑者は活発だったという。「大人しかったけど、いつもニコニコしている人でした。男女交えて鬼ごっこをして遊んだりと」(小学校の同級生)といい、小学校の卒業アルバムからもその様子が窺える。
森容疑者は卒業文集にカードを引いて6人で学校内を探索する「○小(小学校の名前)チャレンジャー」などというゲームに熱狂したことを綴っている。森容疑者の文章だけではルールが不明瞭だが、自分の班の順位が廊下の掲示板に貼り出されたり、給食の時間で順位を読み上げられることに嬉しさを覚えていたようだ。最後は〈○小の行事の経験を生かして中学の行事もがんばりたいです〉と締めている。
しかし、中学に進学すると一転する。
「進学した地元中学校は生徒数が多かったのですが、森容疑者は周囲と絡むことが一気に減った」(同前)
森容疑者はその後、偏差値70を超える都内でも名門の高校に進学する。地元の同級生たちも近況を全く知らない状態が続いていたが、4年前の成人式にある騒動が起きる。
「成人式夜に小学校の同窓会が開かれたんです。森容疑者は成人式にも同窓会にも来ていなくて。ただ、小学校では活発なほうだったので、『森って今なにしてんの?』という話になった。同級生たちが『マジでなにしてんだ』『中学から疎遠になったなー』と口にするなか、森容疑者と仲良かった男子が『オレ、知ってるよ』と口にしたんです。
そこで、高校進学後、トイレでわいせつな行為をしたことで問題になり、学校をやめることになったという話を聞きました。あまりの衝撃に『いやいやまさか……』とシーンとしてしまったんです。結局その後は何も無く、冗談だったのかなと思っていたんですが、このニュースを聞いて、納得してしまったというか……やっぱりそうだったのかと思ってしまいました」(同前)
今回の事件を受け、四谷大塚は教室に講師がスマホを持ち込むことを禁止するなどの再発防止策を明らかにしている。
「森容疑者がロリコン仲間のグループチャットで児童の自宅の住所を漏らしていたこともわかっていて、保護者の間では転校を検討している家庭もあるようです。森容疑者が盗撮していたと思われる生徒のなかには小学6年生で勝負の夏を迎えていた子供もいて、彼女たちのショックは計り知れない」(前出・社会部記者)