和歌山県沖の紀伊水道で２４日に貨物船同士が衝突し、日本船籍の「いずみ丸」が転覆した事故で、第５管区海上保安本部は、事故後に行方不明になった「いずみ丸」の乗組員２人のうち、１人の遺体を発見したと発表しました。
２４日深夜、和歌山県沖の紀伊水道で「いずみ丸」と、リベリア船籍の貨物船が衝突し、「いずみ丸」が転覆。船長の５０代の男性と、一等航海士の男性（６７）のあわせて２人の行方がわからなくなりました。
警察によりますと、２７日午前１０時半すぎ、和歌山県有田市の沖ノ島の海岸で、釣り客がうつぶせの状態で打ち上げられている男性がいると通報し、警察は現場で服を着た男性の死亡を確認しました。
第５管区海上保安本部によりますと、遺体は長崎県佐世保市に住む一等航海士の男性と判明したということです。
海上保安本部は、船長の男性の捜索を続けています。