立民代表、農水相に辞任求めず=汚染水発言「ブーメラン」を懸念

野村哲郎農林水産相が東京電力福島第1原発の処理水を「汚染水」と発言した問題について、立憲民主党の泉健太代表は1日の記者会見で「不適切だ」と批判する一方、閣僚辞任は求めなかった。党内の反原発派が政府による海洋放出を「汚染水」との表現を使って反対しており、辞任を迫れば批判が「ブーメラン」のように立民に返ってくることを懸念したとみられる。
泉氏は会見で野村氏を「水産業を担当する大臣として自覚が足りない」と非難。ただ、進退については「野党から辞任を求める以前に、岸田文雄首相がどう判断するか注視したい」と明確に語らなかった。
[時事通信社]

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