「ご当地映画の巨匠」映画監督・市川徹氏が死去 75歳 石田純一&いしだ壱成初共演映画が訃報

映画監督の市川徹氏が8月30日、死去していたことが分かった。75歳。助監督を務めた映画「散歩屋ケンちゃん」公式SNSや、映画館公式などが伝えた。

いしだ壱成、石田純一親子が初共演した映画「散歩屋ケンちゃん」公式は、助監督を務めていた市川さんについて「市川徹監督が昨夜ご逝去されました」と訃報を伝えた。「市川さんの温かいお人柄に場が和んでキャストさんも制作チームも良い空気で撮影に臨むことが出来ました。ありがとうございました。ご冥福をお祈り致します」と追悼した。

神奈川・横浜の映画館「シネマ ノヴェチェント」も1日、公式サイトに「訃報」として、「永らく癌闘病をされていた市川徹監督が今月30日、天に召されました」と掲載。「葬儀などはご家族で済まされるとのことで、活動拠点のピュアステージでお別れの会など今後行われる予定です」と記し、「現在当館で上映中の『月の道』が監督作品としての遺作となります」と、3日まで上映される作品を紹介。また「年内に追悼上映会を行う予定です」とした。

また、市川さんの作品で岡山県津山市を舞台にしたコメディー映画「津山城下町~文太がゆく~」で主演を務めた、お笑いタレントのシベリア文太も自身のSNSを更新し、「今回の映画にも、こんな僕を主役に抜擢してくださった市川徹監督が、一昨日亡くなられた。映画の完成を待たずに…“監督、そりゃ、ないですよ~!”」と吐露。「ありがとうございました」と感謝を記した。

市川さんは1948年7月28日生まれ。1993年、「ファンキー・モンキー・ティーチャー3康平の微笑」で映画監督デビューし、数多くコメディ映画やVシネマ作品を手がけた。地域密着映画にも力を入れ、「ご当地映画の巨匠」と評されていた。

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