就職活動中の女子大学生ら計10人に睡眠薬を混ぜた飲み物を飲ませて乱暴したなどとして、準強制性交や準強制わいせつ罪などに問われたリクルート子会社元社員の男(33)に対し、東京地裁は4日、懲役25年(求刑・懲役28年)の判決を言い渡した。野村賢裁判長は「被害者の尊厳を無視し、性欲のはけ口として扱う非道な犯行だ」と述べた。
判決によると、男は2017年4月~20年10月、就職活動の相談に乗るとの約束で知り合った女子大学生ら計10人の女性に対し、飲食店や自宅などで睡眠薬を混ぜた飲み物を飲ませて抵抗できない状態にし、ホテルなどで乱暴した。