コロナ以降の感染症「流行時期の予測つかない…」インフル流行兆し 大阪で学級閉鎖も

早くもインフルエンザが流行の兆しです。学級閉鎖になっている学校もあります。 大阪市生野区にある小児科の「くぼたこどもクリニック」。9月6日も発熱した子どもたちが次々と病院を訪れていました。 11か月の娘とその母親。3日前に母親に咳の症状が現れて発熱。熱は38℃台まで上がりました。そして前日になって娘も40度台の熱が出ました。検査の結果は… (久保田恵巳院長)「お2人ともコロナでした。療養期間は10日までです」 (母親)「手洗いうがいは必ずしているんですけど、マスクをしないで出かけることが増えてきたので、ちょっと油断していたかなという感じですかね」 今、子どもたちの間で増えているのは新型コロナウイルスだけではありません。 (久保田恵巳院長)「今はインフルエンザ・コロナ・アデノウイルスが特に多い印象です」 中でもインフルエンザに関しては8月21日~27日の1週間に大阪府内で報告された患者は1医療機関あたり1.54人(大阪府感染症情報センターより)。これは前週の1.4倍で、流行期に入ったとされる基準の「1」を超えています。 大阪市教育委員会によりますと、インフルエンザ患者の増加により、8月末以降に5つの小中学校が学級閉鎖や学年閉鎖になったといいます。 9月6日にクリニックを訪れた母親は、数日前に中学生の息子がインフルエンザと診断されました。 (母親)「学級閉鎖になるという知らせが入りまして、驚いたんですけれども。コロナかなと思ったんです。インフルエンザが流行っているとは思っていなかったもので」 このクリニックでもインフルエンザの患者が増え始めているといいます。 (久保田恵巳院長)「毎日1人2人はインフルエンザは絶対にいるかなと思います。この季節にはまずないです。今はちょっといつもとは違う感じですね。コロナ前は大体この感染症はこの時期に流行するというような予測ができていたんですけど。コロナ以降はその予測がまったくつかずに、私たちもちょっと戸惑っている部分があります」 保護者は… (3歳児の母親)「毎年インフルエンザワクチンの注射は打つようにしているんですけれども、いつも10月とか11月くらいに打っている感じです」 季節外れのインフルエンザは今後さらに感染が広がるのでしょうか。

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