５日夜に発生した台風13号は、きょう７日午後３時現在、日本の南にあって1時間におよそ25キロの速さで北北東へ進んでいます。 中心の気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートルです。
資料が新しくなるたびに、日本列島に近づく予想に変わってきています。
台風13号は、今後も日本の南を発達しながら北北東に進み、９日にかけて東日本や北日本にも接近するおそれがあります。
伊豆諸島ではあす８日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があり、厳重な警戒が必要な状況です。
あす８日午後３時には、台風13号は御前崎の南西約30kmに位置し、そのまま静岡県に上陸する可能性が高くなっています。
東日本では９日土曜日にかけて、台風周辺や台風本体の発達した雨雲により、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がありそうです。
台風13号は、上陸後も北上を続けることで衰弱し、９日午後３時には東北地方付近で熱帯低気圧に変わる見込みです。
北海道に予報円はかかっていませんが、９日（土）から10日（日）にかけて、台風13号から変わる熱帯低気圧の影響を受け、太平洋側を中心に雨が降る予想です。
熱帯低気圧の非常に暖かく湿った空気が雨雲を強め、太平洋側の一部では雨の降り方が強まるおそれがあります。
また、北海道でも土日は一部では強風や高波にも注意が必要となる可能性もありますので、引き続き、最新の気象情報、台風情報にご注意ください。
◇HBCウェザーセンター気象予報士：星井さき