アイスピック突きつけ「何人も人を殺しとんぞ」 16歳の少年を脅迫の疑いで逮捕

福岡県飯塚市の商業施設で警備員にアイスピックを突きつけ「俺はこれで何人も人を殺しとんぞ」などと脅したとして16歳の少年が8日、逮捕されました。
暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、福岡県直方市の自称、解体作業員の16歳の少年です。少年は8月19日午後9時半ごろ、福岡県飯塚市の商業施設、ゆめタウン内で、67歳の警備員の男性にアイスピックを突きつけ「俺はこれで何人も人を殺しとんぞ」などと脅迫した疑いです。
警察によりますと、禁煙エリアでタバコを吸っていた少年を従業員が見つけて、警備員に知らせました。
少年は、従業員と警備員が話しているのを見て「何を話してるんだ」と逆上し、一緒にいた少年のカバンから長さ約19センチのアイスピックを取り出したということです。
通報を受け駆けつけたパトカーのサイレンの音が近づくと、少年はその場から立ち去ったということです。ケガをした人はいませんでした。防犯カメラの映像などから少年の関与が浮上したということです。
警察の調べに対し「アイスピックは持っていたが突きつけて脅迫することはしていない」と容疑を否認しているということです。
事件当日、警察は現場近くのアパートの敷地内で、少年と一緒にいた別の少年を発見し、そばにアイスピックが落ちているのを発見しました。警察はこのアイスピックが事件に使われたとみて調べています。

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