コンゴ民主共和国での銅の採掘事業への出資を募り、違法に、およそ27億円を集めたとされる事件で、実際にコンゴに送金されたのは、およそ1億円のみだったことがわかった。
この事件は、投資コンサルタント会社社長の船越洋平容疑者(34)ら4人が、コンゴでの銅の採掘事業への投資をうたい、2020年から1年半でおよそ27億円を集めたとされるもの。
その後の取材で、船越容疑者らは「ボーリング調査で20億円必要。買収が成立しない場合は同額で払い戻す」と説明して投資を募っていたが、コンゴの現地法人には、およそ1億円しか送金していなかったことがわかった。
また、払い戻しの期限を先延ばしにするなどして、投資家たちへの返金も応じておらず、警視庁は、金の使い道などを調べている。