外相・上川氏、女性5人起用=松野官房長官、西村経産相が留任―13日内閣改造

岸田文雄首相(自民党総裁)が13日に行う内閣改造・党役員人事の全容が固まった。上川陽子元法相(70)を外相に起用するなど、過去最多に並ぶ女性5人の入閣で刷新感をアピール。同時に、松野博一官房長官(60)、西村康稔経済産業相(60)ら主要閣僚の多くを留任させ、政権の安定も重視した布陣とする。
党役員では、麻生太郎副総裁(82)、茂木敏充幹事長(67)、萩生田光一政調会長(60)を続投させて骨格を維持。小渕優子組織運動本部長(49)を選対委員長に起用し、森山裕選対委員長(78)は総務会長に横滑りする。高木毅国対委員長(67)も留任する。
各派閥の意向に配慮した結果、初入閣は11人に上る。総務相に鈴木淳司氏(65)、法相に小泉龍司氏(70)、文部科学相に盛山正仁氏(69)、厚生労働相に武見敬三氏(71)、農林水産相に宮下一郎氏(65)、環境相に伊藤信太郎氏(70)、防衛相に木原稔氏(54)、復興相に土屋品子氏(71)、国家公安委員長に松村祥史氏(59)、地方創生担当相に自見英子氏(47)、こども政策担当相に加藤鮎子氏(44)を起用する。
鈴木俊一財務相(70)、河野太郎デジタル相(60)、高市早苗経済安全保障担当相(62)は続投。河野氏は、首相肝煎りの「令和版デジタル行財政改革」も担当する見通しだ。公明党の要望を受け入れ、斉藤鉄夫国土交通相(71)も留任させる。経済再生担当相に新藤義孝元総務相(65)を充てる。
官房副長官には村井英樹首相補佐官(43)、森屋宏参院議員(66)を登用する。党側では梶山弘志幹事長代行(67)が留任。組織運動本部長に金子恭之元総務相(62)、広報本部長に平井卓也元デジタル相(65)が就任する。
[時事通信社]

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