必要な点検作業を行わない「不正車検」を繰り返していた疑いがあるとして、警察は大阪府能勢町の自動車整備会社に捜索に入りました。 9月12日、道路運送車両法違反などの疑いで捜索を受けているのは、能勢町の自動車整備会社「福徳自動車工業」です。 捜査関係者によりますと、福徳自動車工業は大阪府豊中市などにある複数の業者から依頼を受けたトラックの車検で、必要な点検作業を行っていないにもかかわらず、国の保安基準を満たしているという書類を作成し、不正に車検を通していた疑いなどが持たれています。 関係者の間では「この会社では車検が甘く通りやすい」などと評判になっていたということで、警察は不正車検を繰り返していたとみて調べています。 警察は12日朝、車検を依頼していた業者にも捜索に入っていて、関係者から任意で事情を聞いています。