書店で万引きをしたとして7月に大阪府警に窃盗容疑で逮捕された堺市立小教頭の男(43)について、堺市教育委員会は22日、懲戒免職処分とした。同小の男性校長(48)が教頭の別の万引き行為を知っていたのに市教委に報告を怠っていたことも判明。市教委は同日、校長を戒告の懲戒処分とした。
教頭は7月28日夜、堺市南区の書店で参考書1冊を万引きした疑いで現行犯逮捕され、かばんから未精算の書籍12冊(計約2万500円相当)が見つかった。教頭は市教委の聞き取りに、4月にも量販店で雑貨を万引きして店側と示談したと明かし、校長も把握していたと話した。校長は「(教頭が)当時、精神的に不安定で様子を見ようと考え、報告を控えた」と説明したという。