愛知県東郷町の認定こども園「太陽わごうこども園」で、保育士が園児を脅すなど、不適切な保育をしていたことがわかった。町は先月から調査を開始しており、園に対する指導を検討しているという。
町によると、先月、園児の保護者から、保育士の発言などの録音音声を示した上で、不適切な保育について相談があった。町が園に確認したところ、1歳児を受け持つ保育士4人が保育中、園児に対して、「嫌われものはこっち」「本当にこの子いや」「頭ぎゅんするよ」「ごはんなし」などと脅したり、人格を否定したりする発言をしていたことが確認できたという。
園は先月から今月にかけて複数回、保護者説明会を開き、経緯を説明。発言をした保育士ら5人が自主退職したことを明らかにしたという。
町では退職した保育士を含め、全職員から聞き取り調査を終えた。園からは「職員の研修を行うなど、今後、このようなことがないよう態勢をつくる」などと説明があったという。
同園は静岡県内の社会福祉法人が運営しており、今年4月に開園。0歳児から5歳児の約130人が通園している。