夏休み明けて「口数が減ったような」 行方不明16歳女子高校生どこに…自宅には“書き置き” 長野・大町市

リラックスした表情で写真に収まる女性。8月から行方が分からなくなっている、長野県大町市の高校1年生、仁科日花(はるか)さん(16)。
行方不明から3週間以上経っても有力な情報はなく、警察は9月20日、顔写真などの公開に踏み切った。
夏休み明けに友人が気づいた“変化”
イット!は21日午後4時過ぎ、仁科さんと同じクラスの友人2人に話を聞くことができた。
「特に仲のいい子たちの中の1人だった」「一緒にお昼も食べていました」という2人。
仁科さんについて「朝も(教室に)入ってきた時に必ず『おはよー』って言ってくれる」と話す一方で、「夏休み明けてちょっと暗くなったのかな?くらいな感じで。ちょっと疲れてるのかなみたいな」「口数が減ったような気がします」と、いつもと違う様子を感じていたようだ。
それでも「まさか、いなくなるとまでは思っていませんでした」と口を揃える。
行方不明になる前日「またね」
夏休みが明けてから、暗くなったように見えたという仁科さん。警察によると、8月29日午後10時ごろ、家族が自宅で見たのを最後に行方が分からなくなった。
仁科さんは身長167cm、体重58㎏。黒髪のショートボブで、普段はコンタクトレンズかメガネを使用しているという。
行方不明になった際の服装は、白の長袖シャツに紺色のふくらはぎ丈のキュロット、白のスニーカーを着用。水色のリュックサックを持っていたという。
また、現金数万円が入った白い二つ折りの財布も持っていたとみられる。
仁科さんが住む大町市八坂は、山に囲まれ住宅が点在する地区。周囲は自然に囲まれていて、防犯カメラなどは見当たらない。
娘が仁科さんの親友だという母親は、娘から「いなくなる前日もいつも通りだった」と聞いたという。
仁科さんの親友の母親: 娘は仁科さんがいなくなる前日も一緒に帰ってきて、「またね」と言って別れたそうです。その翌日にこんなことになってしまった。一日でも早く戻ってきてほしいです。
自宅に家族宛ての“書き置き”
警察によると、仁科さんは数日分の着替えを持って家を出た可能性があるという。また、行方不明になる直前、自宅に家族宛ての書き置きを残していたことも明らかになった。
行方不明になった翌日、仁科さんと同じクラスの友人は、放課後に先生から「実は彼女が家出してしまって」と聞き、その時に「対人関係で問題はなかったか、大きな変化はなかったかとか聞かれました」と話す。
そして、「とにかく無事でいてほしいです」「『お帰り』って言ってあげたいですね。帰ってきた時も、今までと同じように接していこうかなと思う」「私もです」と、仁科さんの無事を願った。
仁科さんの携帯は現在つながらない状態で、警察はこれまでに有力な手がかりがないことから、引き続き情報提供を呼び掛けている。
情報提供は「0261-22-0110(長野・大町署)」まで。 (「イット!」9月21日放送)

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